原価管理

飲食店 仕入原価表をエクセルで作る方法

Asuka Food Consulting

はじめまして。Asuka Food Consultingでは、飲食事業者様をサポートしております。※サポートのご依頼は、「サポート依頼ページ」をご覧ください。

仕入原価をエクセルで管理するための方法を説明します。

仕入原価をエクセルで管理できれば、日々の入力が楽になります。

エクセル初心者でも作成できるように、難しい関数は省いています。

writer:Asuka Food Consulting

 

>➀原価の基礎知識 仕入原価
>➁仕入原価をつかった管理方法
>➂仕入原価は業者別に管理する
>④仕入原価表をエクセルで作る

 

>理論原価の基礎知識
>実際原価の基礎知識

 

業者別仕入原価管理表の特徴

日々の入力個所は最小に

入力個所は、売上高と業者別の二か所

また、売上管理表の売上高と連結させれば、

売上高の項目を省略し、仕入の項目のみの入力で完了します。

 

計算は自動計算

エクセルをつかう最大の利点は、計算を自動化させること。

これにより入力する手間が省けます。

 

目標との差額は、金額で表示

この管理表の特徴は、業者別または食材別の管理ができることです。

それにより、どこの業者の仕入れが多いのか、少ないのかが、原価率と金額で把握できます。

 

>仕入原価は業者別に管理する

 

管理表の見本

表1は、作成した管理表に入力をした見本です。

 

表1

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表2は、表1の計算を自動化するための計算式を表示しています。

 

表2

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表3は、計算式のみ表示しています。

 

表3

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使用する関数は初心者用の「SUM関数」だけにしてあります。

 

管理表の説明

この管理表は、「計測」と「分析」とに分かれています。

 

計測欄には、日々の売上高と仕入金額を入力

分析欄には、業者別に仕入原価率と目標との差額が金額で表示されます。

 

したがって、日々の入力項目は、「売上高」と「仕入金額」の二つです。

 

 

管理表の作り方

1.原本の作成

原本として一枚作り、年月日と目標値の二か所を翌月までに入力しておけば、すぐに使用できます。

※会員の方には12ヶ月分をお渡ししております。

 

2.SUM関数について

SUM関数とは、選択したセルの合計を返す関数です。

 

試しに、13行の「目標値の合計」にSUM関数をつかってみます。

 

やりたいことを整理すると、

J13のセルに、E13とF13とG13の値を合計して表示させる作業です。

 

手順は、

➀J13のセルを選択

➁ホームタブにある「オートSUM」をクリック

➂E37からG37 までを選択

④キーボードの「enter」

これで、J13 にE13 ~G37 までの値の合計が自動計算されます。

 

まとめ

エクセルを利用すれば、日々の原価管理が楽になります。

原価管理の目的は、適正な利益をだすことです。

管理表を作り眺めているだけでは意味がありません。

計測し分析したデータをぜひ活用してみてください。


飲食店の原価について理解するには、

下記内容を順にお読みいただくことをお薦めします。

1.原価の基礎知識 原価とは

2. 原価の基礎知識 仕入原価

3. 仕入原価を使った管理方法

4. 仕入原価は業者別に管理する

5. 歩留まりと個別商品原価

6. 原価の基礎知識 理論原価

7. 理論原価を使って原価を下げる方法

8. 原価の基礎知識 実際原価

9. 適正在庫とは?

10. ロスの原因と対策

 

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