原価管理

飲食店 原価の基礎知識 仕入原価は業者別に管理する

Asuka Food Consulting

はじめまして。Asuka Food Consultingでは、飲食事業者様をサポートしております。※サポートのご依頼は、「サポート依頼ページ」をご覧ください。

仕入原価は、日々の原価管理に応用できます。

日々の原価管理につかえれば、月末に仕入が多すぎて支払いに困るということがなくなります。

また、原価管理の本来の意味である「適正な利益の確保」に役立ちます。

それでは、仕入原価の管理、第三回上級編を学んでいきましょう。

 

writer:Asuka Food Consulting

>➀原価の基礎知識 仕入原価
>➁仕入原価を使った管理方法
>➂仕入原価は業者別に管理する
>④仕入原価表をエクセルで作る

 

>理論原価の基礎知識
>実際原価の基礎知識

 

>仕入原価管理表2025年版販売ページはこちら

飲食店 仕入原価管理表 2025年版の販売ページ

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仕入原価は業者別に管理する(上級編)

仕入原価管理が初めての方向けに「初級編~中級編」として説明してきました。

ここでは、上級編として、業者別に管理する方法をエクセルを用いた「業者別仕入管理表」をもとに説明します。

 

仕入原価は業者別に管理するのが原則です。

 

ここで言う業者とは、専門業者のことで、

お肉を専門に扱っている業者、生鮮食品を専門に扱っている業者などを指します。

 

個人店で業者との取引がなく、スーパーなどで購入しているお店は、食材別に管理しましょう。

 

仕入を業者別に管理する理由は、仕入原価率が目標よりも高ければ、

・どこの業者の仕入が多かったのかが分かる
・原因が特定できれば改善策をとりやすくなる

からです。

 

業者別仕入管理表の作り方

下記は、エクセルで作成した「業者別仕入管理表」です。

 

 

 

この管理表の特徴は、「計測」と「分析」に欄をわけていることです。

 

日々の仕入額や仕入率を見るには、「計測の欄」を、仕入をするときには、「分析の欄」を見るだけです。

 

日々の入力も、二か所のみ

計測の欄に売上高と仕入金額を入力すれば、あとは自動で計算されます。

 

分析欄をご覧ください。

この管理表の最大の利点は、目標に比べて、仕入れた業者の金額が多いか少ないかが一目でわかることです。

 

現状は、

・A業者の仕入れが目標とくらべて、24,200円く仕入れている

・B業者の仕入が目標とくらべて、650円少ない

 

 

日々の管理は仕入原価率で実施しますが、仕入は現金ですので、率を金額に直せば、仕入れる時に調整できます。

 

ポイント

仕入管理表を作成する三つのポイント

・業者別に仕入金額を分ける

・仕入原価率で管理する

・仕入原価率を金額に直す

 

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仕入原価管理のメリットとデメリット

メリットは、
食材の納品書やレシートの金額を売上高で割ることにより、簡単に仕入原価率が算出できることです。

目標値を設定していれば、現在の仕入原価率との差額から、月中に仕入を売上に合わせて調整することが可能です。

デメリットは、
仕入れた食材が仕入れた月に販売できないと在庫となり、仕入れた月の仕入原価率はアップします。

在庫となった食材が、翌月に販売されれば、その月の仕入原価率は下がります。

 

また、使用期限が切れてしまったり、管理不足による腐敗など、売上に貢献できない食材があれば、仕入原価には含まれるが、売れていないため、仕入原価率はアップします。

 

三つの原価には、それぞれに長所と短所があります。

仕入原価の短所を補ってくれるのが、理論原価と実際原価です。

 

まとめ

仕入原価は、業者別または、食材別に管理する

仕入原価は、初心者にも簡単に原価を計算できる

メリットは、目標と照らし合わせることにより、月末までにコントロール(調整)することが可能

デメリットは、その月に仕入れた食材を、その月に販売できなかったとき、在庫となるため正確性は劣る

 

 

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飲食店の原価について理解するには、

下記内容を順にお読みいただくことをお薦めします。

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1.原価の基礎知識 原価とは

2. 原価の基礎知識 仕入原価

3. 仕入原価を使った管理方法

4. 仕入原価は業者別に管理する

仕入原価表をエクセルで作る

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6. 原価の基礎知識 理論原価

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