人材管理

飲食店 アルバイトが辞めないお店創り 店長や社員の雰囲気が悪い 26%

Asuka Food Consulting

はじめまして。Asuka Food Consultingでは、飲食事業者様をサポートしております。※サポートのご依頼は、「サポート依頼ページ」をご覧ください。

飲食店は人の出入りが激しい職業と言われることがあります。今回は、「アルバイトが辞めた理由」の中からいくつかピックアップして、原因と改善策を探していきます。

 

あなたのお店は働きやすい職場になっていますか?

働きやすい職場とはどのような状態を指すのでしょうか?働きやすさと一口に言っても、人によって「働きやすい」と感じる内容は異なります。

例えば、先輩や後輩の関係がなく、アットホームな関係で働ける。仕事内容が自分に合っている。シフトの融通が利くなど様々です。

ここでは、働きやすい職場かどうかを、アルバイトが辞めた理由、継続して働く理由から探っていこうと思います。

■店長や社員の人の雰囲気が悪いから

「店長や社員とアルバイト」の関係

店長や社員がアルバイトに対して、

怒りっぽい・いつも怒ってる・急に機嫌が悪くなる

失敗は許さない

言葉遣いが悪い

このように負のオーラを放っていると、お客様ではなくて、アルバイトは店長や社員をみて仕事をするようになります。要するに、怒られないためにはどうすればよいのかを、アルバイトは考えるのです。

本来は、お客様に喜んでいただく為にはどうすればよいのかを考え、仕事するのが飲食店で働く人の目的のはずです。

店長や社員は、お客様にどのように見られているかと同じように、アルバイトにどのように見られているかを今一度考えてみましょう。

話しやすい雰囲気を出す

特に忙しいときほど、問題は起こるものです。その時に、「ちょっとまって」を言い過ぎると、問題が起こった時にアルバイトが自分で判断して行動してしまいます。忙しいときは、できるだけ簡潔に指示をだせるよう、知識や経験を積むことが大切です。

失敗しても怒らない

前向きに仕事をしていれば、失敗は必ずします。その時には、適切なアドバイスやフォローをするよう心がけましょう。私の経験から、アルバイトを怒るということは、飲食店においてはありません。

言葉遣いは丁寧に

アルバイトと仕事中に話すときや支持するときは、基本、敬語で話しています。友達のように中が良くなったとしても仕事は仕事と割り切るようにしましょう。多少、会話がフランクにはなりますが。

 

人という人材育成の壁には必ずあたる

中小個人店で飲食店を初めて開業する経営者は、アルバイトの指導方法を知りません。書籍やネットあるいは前職の他業種での知識や経験があったとしても、実際に人を指導するとマニュアル通りにいかないことの方が多いのです。

そういう場合は、他に指導方法がないか、知り合いの経験者に相談したり、ネットや書物の利用、本人と話し合うなど、問題解決に向けて最善を尽くしましょう。

本人と話し合うときは、怒りに任せて一方的に言うのではなく、まずは、冷静に相手の話を聞く姿勢が必要です。

どのようなアルバイトになってもらいたいのか(目標)を自分の中で具体的にイメージし、順序建て、相手の成長度合いに合わせて指導していきましょう。

あるべき姿(目標) - 現状 = 問題

問題があるときには、その人に合った指導ができるようになることがベストです。

 

経験がある店長や社員を採用して、経営者の経験不足を補えるか?

経験のある店長や社員を採用しアルバイトの指導にあたらせた場合も、その経験により左右します。

50人のアルバイト指導経験を持つ店長と、500人のアルバイト指導経験を持つ店長どちらがアルバイトの指導にたけているかわかりますか?

 

答えは指導人数だけでは判断できないということです。指導人数が少なくてもアルバイトさんの長期勤務者が多く離職率が少なかったと考えることもできます。逆に、指導人数が多くても短期での離職により出入りが多くなっていると指導人数も多くなります。経験年数も同じです。経営者の経験不足を補えるかどうかを判断するには、まず、経営者が人材育成方法を習得しておかなければなりません。

 

「店長と社員の関係」が悪い

店長と社員以外に、店長と料理長、社員と社員の関係が悪いというお店もあります。

店長と社員の関係が悪く、それを従業員が感じ取り働きにくいお店の雰囲気になっている場合もあります。お互い仲が悪い、うまが合わないと気付いていて、お互いに歩み寄るところは歩み寄るという姿勢が本来は必要です。

それができない場合、どちらかが辞めてしまいます。改善策として、できれば経営者等が間に入り調整、解決の道を探るのが良いです。但し、話し合いが元で辞めてしまう場合もあります。そのようになってしまった時のことも考えて話し合いを進めます。

 

4つの行動結果が将来の行動を決める

承認(認められる)による行動強化・・・その行動をすると「ほしいものが得られる」ので将来の行動頻度は増加する。

脅迫による行動強化・・・その行動をすると「嫌なものを避けられる」ので、将来の行動頻度は増加する。行動は増加するが自発的にやるわけではないので締切前にやっと手をつけ怒られない程度までしか努力しない。

処罰による行動弱化・・・その行動をすると「嫌なものをもらう」ので将来の行動頻度は減少する。叱責により私語は減り一蹴されることにより提案は減る。

無視による行動弱化・・・その行動をしても「ほしいものがもらえない」ので将来の行動頻度は減少する。

※承認による行動強化を意識し、場合によっては他を使い分けましょう。

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