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飲食店 アルバイトが辞めないお店創り 「仕事の内容が自分に合っていないから 16%」

Asuka Food Consulting

はじめまして。Asuka Food Consultingでは、飲食事業者様をサポートしております。※サポートのご依頼は、「サポート依頼ページ」をご覧ください。

アルバイトが辞めないお店創りをするために、今回は、アルバイトが辞めた理由の中から、「仕事の内容が自分に合っていないから」「やりがいのある仕事でないから」「仕事内容に興味をもてないから」「職場が汚いから」と言うアンケート結果について見ていきます。

 

仕事の内容が自分に合っていないから 16%

仕事の楽しさを教えていますか?

キッチンではお料理を作ることがメインのお仕事です。提供しているお料理のレベルによりますが、アルバイト初日から可能であれば、簡単なお料理を数品、自分で作って提供できるように指導しましょう。

最初から上手くは出来ないかもしれませんが、提供できるレベルであれば、「褒める」ことは忘れないように。そうすることにより、お料理を作ることの喜びを味合うことができるのです。

 

仕事を教える手順

・してみせて
・言って聞かせて
・させて見て
・褒めてやらねば 人は動かじ

という、山本五十六の言葉にもあるように、最後には褒めることにより、自分にもできると感じてもらう、経験してもらうことです。

初めて作ったお料理や一人で接客が出来た時に褒めてあげることにより、うれしく感じ、数をこなしていくことにより楽しくも感じます。

褒めて伸ばすということを実践しましょう。

また、飲食店は何時間も立ったままお仕事をしなければなりません。既存のスタッフは慣れていますが、新しく入ってきたアルバイトの中には、一日5時間程度働いた方でも足が痛くなる方も沢山います。

アルバイトの体調にも気を配り、人がいないからと言う理由だけで、最初から長時間勤務などの無理なシフトは組まないようにし、徐々に本人と相談しながら勤務シフトを作っていくことも大切です。

 

ホールとキッチン両方できる人は中々いない

飲食店の仕事をポジション別に大別すると「ホール」と「キッチン」に分かれます。

オープンキッチンのカフェなどで常時3名ほどで営業するお店なら、ホールだけ、キッチンだけしかできないとピーク時の対応が困難になるケースも多々あります。

ホールを一週間体験してみて自分に合わないと判断し辞めたのか?それともホールとキッチンの両方を各一週間体験し辞めたのかでは違うはずです。

ホールの接客は自分に合わない、だけどキッチンでお料理を作るのは自分に合っている、となれば「キッチンメインでのお仕事」をお願いすれば、続けていただける可能性があるわけです。接客は無理でも、バッシングを手伝ってもらったりすることぐらいは可能なはずです。

キッチンであれば、洗い場や先付などの簡単な小鉢の盛付など、それほど技術を必要としない商品があれば手伝ってもらうようにすれば、お互いの負担が減ると思います。

ただ、店のシステム上、ホールとキッチン両方をこなさないと無理なら仕方がないと思います。

 

一般的に客単価が低く大衆料理(レシピを見て作れる)を提供しているお店で、「ホールのみ」「キッチンのみ」での求人募集はしない方が良いでしょう。今の時代どちらかの人手が足らなかった場合、営業が困難になるからです。しかし、応募された方によっては、見知らぬ人との会話が苦手、お料理を作るのが苦手と言う方もいます。その場合は上記のような方法で体験してもらった後、本格的な指導に着手する方法もあります。

接客をする楽しさ、お料理を作る楽しさを教えるのも店長の役目です。

しかし、仕事の楽しさを教えても、それを「楽しい」と感じることができない場合もあります。飲食店に限らず他の仕事も同様で、その場合、辞めてしまうのは仕方がないことだと思います。

 

 

やりがいのある仕事でないから 13%
仕事内容に興味が持てないから 8%

やりがいのある仕事かどうかは、アルバイトさんが判断します。

ですが、仕事に対するやりがいとは何かを教えるのは店側の仕事です。仕事によっては、なぜここまでしなければいけないのか?と教える側はわかっていても教えられる側が理解していないこともあります。

 

例えば、接客8大用語。意味は教えていますか?「いらっしゃいませ」を教えるとき、お客様が来たら「いらっしゃいませ」って言ってね。と教えるのと、「いらっしゃいませ」とは数ある店舗の中から私たちのお店を選んでくださったことに感謝の気持ちを言葉で表現。伝え方はお客様の目を見て笑顔で。と最初は説明します。キッチンでも同じです。今、カットしてる玉ねぎは〇〇というお料理に使います。それを炒めてから使うと甘みが出て美味しくなるから。

 

言わないといけないから言う、「やって」と指示されたからやる、マニュアルに書いてあるから。それでは本当のやりがいをアルバイトさんが見いだせるでしょうか。

 

キッチンでの作業も同じです。これを説明しないと「心のこもった接客(ホール)」「作り手の思いを込めたお料理」とはなりません。あくまでも表面上。お客様は見抜きます。

いくらお仕事だからと言っても、最初から笑顔が出せる、また、自然と出る方はいません。緊張もほぐれ、お仕事にもなれ、意味を理解することによって自然と笑顔は出るのです。但し、お客様はこちらの都合は知りません。だから最初はお客様の目を見て笑顔でと教える必要があるのです。

 

アルバイトさんが「〇〇という私事で・・・」と勇気を振り絞り離職を申し出た時、本当にその理由がアルバイトさん側の理由なのかどうか、もう一度考えて見ることも必要です。

 

飲食業とは

①満足提供業です。

私たちは形の上ではお飲み物やお料理を提供しています。しかし最終的にはお客様に満足を提供しているのです。お飲み物やお料理を通じて、お客様に満足を提供することが最大の目的です。そして、お客様が入店されてときよりも、満足して幸せになって帰ってもらえることを望んでいます。それが満足提供業です。

 

まず店側が興味を持ってくれるよう指導しているかどうか。興味を持てるよう指導していてこの回答なら仕方がないと思います。上記の「やりがいのある仕事でないから」参照

 

■職場が汚いから

店長と社員の意識の問題です。店長と社員がクリンリネスの重要性を理解し、率先して掃除すればアルバイトさんも実行します。

お客様はお料理が美味しいだけでは満足しません。クリンリネスの重要性を今一度認識し、デイリーやウィークリーなど掃除する箇所と時間、方法をマニュアル化し実施しましょう。

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