ここでは、店舗責任者や社員が、飲食店を運営するために、身につけなければいけない考え方や、取り組みについて解説していきます。飲食店で働く上において基礎となる内容ですので、しっかり身につけて現場での運営に役立てて下さい。
writer:Asuka Food Consulting
店舗責任者の役割
店長の役割は、
経営資源である、人・モノ・金・情報・時間を管理活用し、最大の売上と利益を出し続けることです。
その為には、人・モノ・金・情報・時間の管理活用方法を学ぶ必要があります。
経営資源の内容を具体的に見ていきましょう。
経営資源
① 人・・・アルバイトを戦力化するために育成すること。
② モノ・・お客様に支持される商品を販売すること。
③ 金・・・売上を上げて利益を出すこと。
④ 情報・・・人・モノ・金を達成するために必要な知識を得ること。
⑤ 時間・・・人・モノ・金・情報を効率よく実行するために計画を立てること。
①人とは、アルバイトを戦力化するために育成することです。
「人材教育」と言います。一度は聞いたことがあると思います。戦力化するには、教育と訓練が必要になります。
②モノとは、お客様に支持される商品を販売することです。
商品が売れるということは、お客様に支持されているということです。
③金とは、売上を上げて利益を出すことです。
売上が上がっていても、継続的な利益が出ていないと、お店はいづれ潰れてしまいます。
利益は、従業員の待遇改善・株主への配当金・事業展開・社会的責任・イノベーション・将来のリスクへの備え等、企業(個人店含む)が継続して事業をするための資金となります。
店長は与えられた予算を活用し、最大限のリターンを得ることが求められます。
④情報とは、人・モノ・金を達成するために必要な知識を得ることです。
今の時代、ネットや書籍、多店舗の視察等を実施し、絶えず情報を収集して、自店に活かさないと取り残されてしまいます。
現状維持は退化 利益が出ているからと言って、現状に甘んじているようでは、いづれ衰退してしまいます。
⑤時間とは、人・モノ・金・情報を効率よく実行するために計画を立てることです。
時間は限られている資源です。店長はいくつもの案件を抱えながら仕事をしています。効率よく実行するための時間管理を覚えましょう。
自分(店長)自信をマネジメントする
店長と一言でいっても、人により経験や知識など様々ですよね。
店長として体系づけられた知識や現場での経験を習得して結果を出していれば問題はありません。
そうでない場合、店長を任された方と、お店(お客様、従業員、経営者)にとって不幸な結果となるかもしれません。
上記のような不幸な結果にならないために、新人店長が店舗を運営するのに必要な基礎知識を、毎日少しずつ習得していただくことが目的となっています。