エクセルで作成したカレンダーの曜日を、
月を変えるだけで変更させる方法を説明します。
Writer:Asuka-Food-Consulting
Table of Contents
「月」を変更するだけで、曜日が自動で変わるカレンダーとは
ここでできる内容
① 「月」を変更すると曜日が自動で変わる設定
② 土曜日の「土」を青色で表示させる設定
③ 日・祝の曜日を赤色で表示させる設定
④ 日付を曜日の色に合わせて表示させる設定
下図は、上記の①~④を設定した2025年11月のカレンダーです。
設定後は、①の「月」を変更するだけで、②~④が自動で変わります。

① 「月」を変更すると曜日が自動で変わる設定
罫線をひく
上記見本と同じ、2025年11月のカレンダーを作ってみます。
・A1からB33に罫線をひく
・A1のセルに年、2025
・B1のセルに月、11
・日付と曜日
を入力してください。
下図 完成イメージ

日付の設定
A3~A33 のセルを選択して、マウスを右クリック
そこから、「セルの書式設定」を選ぶ

セルの書式設定の中から、
表示形式→ユーザー定義→種類の下のボックスに d と入力してOKを押す

A3のセルに
=DATE(A1,B1,1)
上記の数式をイコールからすべてコピーしてエクセルのA3のセルに貼り付ける

A4のセルに
=IF(A3=EOMONTH(DATE($A$1,$B$1,1),0),"",IF(A3<>"",A3+1,""))
上記の数式をイコールからすべてコピーしてA4のセルに貼り付ける

A4に上記の数式を貼り付けたら、
A4のセルを左クリックして選択し、A4のセルの右下にカーソルを合わせると十字のマークが出ます。
十字のマークが出た状態で、マウスの左クリックを押しながら、A33までドラッグします。

そうすると、下図のように日付として数字が入力されていれば、OKです。

11月は、30日までなので、A33のセルは空白となります。
試しに、月を11から12に変更すると、31日まで表示されていれば、OKです。
曜日の設定
B3のセルに
=TEXT(A3,"aaa")
上記の数式をコピーして貼り付る

次に、上記と同じ要領で、B3を選択して、マウスのカーソルをB3のセルの右下合わせて、十字のマークがでたら、その状態で、B33までドラッグする

A1~B33を選択して、中央揃えをクリックする


試しに、月を変更すると、曜日が変われば、OKです。
② 土曜日の「土」を青色で表示させる
文字色を、土曜日は青にする設定
B3~B33を選択して、「条件付き書式」→「新しいルール」→「数式を使用して、書式設定するセルを決定」→「次の数式を満たす場合に値を書式設定」の下のボックスに
=$B3=”土"
と入力(この数式をコピーして貼り付ける)→書式→色から青を選択→OKをクリック→OKをクリック

土曜日の「土」が青色に変わっていればOKです。
文字色を、日祝は赤色にする設定
エクセルの新しいシートを選択
シートタブの右に十字のマークがあり、それをクリックすると、新しいシートが一枚増えます。
※エクセルのバージョンにより異なるかもしれません。

下記のリンク 「内閣府 国民の休日」に入り、
https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html
令和7年(2025年)及び令和8年(2026)の「国民の祝日」
と書かれた項目の下に、
〇令和7年(2025年)の国民の祝日・休日
とあり、今年は令和7年ですので、この祝日一覧を使用します。
令和8年で作る場合、このページの下の「令和8年の国民の祝日・休日を使用して作る場合の注意点」を参考にしてください。
名称と日付と書かれた下のみをコピーして、先ほど開いたエクセルの新しいページに貼り付ける(下記の画像の赤枠部分をコピー)
画像では、名称と日付の項目だけをうまくコピーできず、備考欄も入ってしまいましたが、貼り付け後に備考欄を消せば大丈夫です。

※貼り付けるときは、「貼り付け先の書式に合わせる」を選択

C列の備考欄は削除しておきます。

シートの見だしを右クリックして名前を変更する
ここでは、2025国民の休日 としておいてください。
![]()
先ほど作成した2025年11月の日付と曜日のシートに移動する
B3~B33を選択、「条件付き書式」→「新しいルール」→「数式を使用して、書式設定するセルを決定」→「次の数式を満たす場合に値を書式設定」の下のボックスに
=OR($B3="日",COUNTIF('2025国民の休日'!$A$1:$B$19,$A3)>0)
をコピーして貼り付け→書式→色から赤を選択→OKをクリック→OKをクリック

B1の月を変更するだけで、日付と曜日が自動計算されているか確認しましょう。
日付の色の設定がなしでよければ、このままお使いください。
④ 日付を曜日の色に合わせて表示させる設定
A3~A33を選択→「条件付き書式」→「新しいルール」→「数式を使用して、書式設定するセルを決定」→「次の数式を満たす場合に値を書式設定」の下のボックスに
=$B3="土"
をコピーして貼り付け→書式→色から青を選択→OKをクリック→OKをクリック

A3~A33を選択→「条件付き書式」→「新しいルール」→「数式を使用して、書式設定するセルを決定」→「次の数式を満たす場合に値を書式設定」の下のボックスに
=OR($B3="日",COUNTIF('2025国民の休日'!$A$1:$B$19,$A3)>0)
をコピーして貼り付け→書式→色から青を選択→OKをクリック→OKをクリック

これで完成です。
他の月に変更してあっているか確認しておきましょう。
令和8年(2026年)の国民の祝日・休日を使用して作る場合の注意点

上記は、先ほどの内閣府国民の休日ページの令和8年(2026年)の国民の休日祝日をコピーして貼り付けたものです。
B1をクリックすると、2025/1/1となっているのがわかると思います。
これを数式バーを使って、2026/1/1と変更する必要があります。
他もすべて、月日はそのままで、年を2026に変更すると、2026年(令和8年)のカレンダーも同じように動作します。
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